[プレスリリース] 伊丹教授らカーボンナノケージの合成に成功

本学科の伊丹健一郎教授のグ ループ(瀬川泰知助教、松井克磨君(修士課程2年))が、120個の炭素原子と78個の水素原子からなる「かご状」炭素ナノ分子、 カーボンナノケージの合成に世界で初めて成功しました。カーボンナノケージは20個のベンゼンがかご状に配置した極めて美しい分子であり、ま た、カーボンナノケージが光を吸収し発光するという点において極めて優れた特性(高い蛍光効率と二光子 吸収特性)を有することが、(独)産業技術総合研究所 ユビキタスエネルギー研究部門(鎌田賢司主任研究員)らとの共同研究によって明らかとなりました。さらに、カーボンナノケージは分岐型カーボンナノチュー ブの接合ユニットであるという構造的特徴ももち、カーボンナノチューブの精密ボトムアップ合成を目指す研究に不可欠な分子であるといえます。 なお、本研究成果は英国化学会誌「ケミカルサイエンス誌」(Chemical Science)のオンライン版にて2012年8月28日に公開されました。また、中日新聞、読売新聞、時事通信、ヤフーニュース、化学工業日報、東京新聞に掲載されました。

名古屋大学プレスリリース

伊丹教授らカーボンナノリングの合成に成功

新聞掲載

中日新聞24年8月28日掲載

[プレスリリース] 篠原久典教授らフラーレンの生成される仕組みを解明

本化学科の物理化学研究室を主催している篠原久典教授ら日米仏の研究グループが、サッカーボール型分子フラーレンの生成メカニズムを解明しました。なお、この成果の詳細は、2012年5月22日に英国の科学誌「Nature Communications」の電子版に掲載されました。また、23日の中日新聞、24日の読売新聞で報道されました。

新聞掲載

    • 平成24年5月23日(水)中日新聞朝刊

      平成24年5月24日(木)読売新聞朝刊
  • [プレスリリース] 伊丹健一郎教授らが次世代型クロスカップリング法の開発に成功

    伊丹健一郎教授らは、芳香族化合物とフェノール誘導体をつなげて医薬や有機エレクトロニクス材料分野における最重要骨格のひとつであるビアリール化合物を合成する「新しい次世代型クロスカップリング反応」の開発に世界ではじめて成功 した。この反応の実現には独自に開発した新しいニッケル触媒をもちいることが不可欠 である。このクロスカップリング反応を利用すれば様々な有用ビアリール化合物を安価なフェノール誘導体を出発原料に用いて短工程で合成できる。精密制御を得意とする有機化学・合成化学に立脚した画期的成果であり、今後この分野における新しいスタンダ ードになるだろう。

     



     

     

    これまで、ビアリール骨格を効率的に合成する手法としては 2010 年にノーベル化学 賞を受賞したパラジウム触媒、有機金属化合物、有機ハロゲン化物による「古典的」クロスカップリング反応があり、これまで多くの化学者によって改良が行われてきた。今 回、伊丹教授らの研究チーム(武藤慶 修士課程1年、山口潤一郎 助教、伊丹健一郎 教 授)が開発した「新しい次世代型クロスカップリング反応」は、安価なニッケル触媒を活用するとともに、いずれも入手容易な芳香族化合物とフェノール誘導体をカップリングパートナーに用いることを可能にしたという点で画期的な成果である。医薬、生物活 性物質、有機エレクトロニクス材料を効率的に合成する新手法として今後多用される可 能性を秘めている。

    本結果は名古屋大学により2011年12月9日にプレスリリースされ、アメリカ化学会誌Jurnal of American Chemical Society誌に掲載された。また、読売新聞、中日新聞、化学工業日報、ナノテクジャパン、日刊工業新聞、科学新聞に掲載された。

    名古屋大学プレスリリース

    芳香族化合物とフェノール誘導体をつなげる新しい次世代型 クロスカップリング法の開発に世界で初めて成功 〜全く新しいニッケル触媒の開発が鍵〜」(PDFファイル)

    新聞掲載



     

     

    Tweet this!Tweet this!