[受賞] 巽和行教授が日本学士院賞を受賞



日本学士院は、平成25年3月12日開催の第1067回総会において、日本学士院賞9件10名を決定しました。このたび、本学科の巽和行教授が日本学士院賞受賞者に選ばれました。おめでとうございます。

研究題目「還元系金属酵素活性中心の生物無機化学に関する研究」

巽 和行氏は、ニトロゲナーゼヒドロゲナーゼなどの還元系金属酵素活性中心に存在する極めて複雑、かつ不安定な遷移金属硫黄クラスターのモデルとなる金属錯体の合成に成功し、それらを用いて活性中心の構造と機能に関する研究を展開し、この分野の研究を牽引する優れた成果を挙げました。ニトロゲナーゼは、温和な条件下で窒素分子を窒素肥料の原料となるアンモニアに還元し、またヒドロゲナーゼは水素分子を可逆的にプロトンと電子に変換するなどの優れた機能を持つことが知られています。同氏は独自に合成した活性中心モデル錯体を用いて、これらの酸化還元挙動などの電子特性や反応性を明らかにしました。

また、アセチルCoA合成酵素活性中心のモデルとなるニッケル二核錯体の合成にも成功し、これを用いて本酵素のモデル反応サイクルを達成しました。このように、巽氏は従来の概念を越える独自の生物無機化学研究を展開し、金属酵素に凝縮された自然の巧みな仕組みを解明する端緒を拓きました。

日本学士院賞決定のお知らせ (日本学士院)

日本学士院賞とは

日本学士院賞(にっぽんがくしいんしょう)は日本学士院の賞。毎年9件以内授賞する。日本学士院は、学術上特にすぐれた論文、著書その他の研究業績に対する授賞事業を行っている(日本学士院法8条1)。学士院による賞は、日本の学術賞としては最も権威ある賞である。1911年創設。1947年の第37回まで名称は「帝国学士院賞」であった。



 

Tweet this!Tweet this!
Bookmark this on Hatena Bookmark
Hatena Bookmark - [受賞] 巽和行教授が日本学士院賞を受賞
Share on Facebook
Post to Google Buzz
Bookmark this on Yahoo Bookmark
Bookmark this on Livedoor Clip
Share on FriendFeed
[`tweetmeme` not found]
[`grow` not found]