Hydroxyphenyl-Substituted Benzophosphole Oxides: Impact of the Intramolecular Hydrogen Bond on the Fluorescence Properties

掲載論文
Aiko Fukazawa,* Hiroshi Osaki, and Shigehiro Yamaguchi,* Asian J. Org. Chem., Early View. DOI: 10.1002/ajoc.201300227
  • 環境応答性の発光特性をもつ新たな機能性分子の開発を目的に、2位にo-ヒドロキシフェニル基を有するベンゾホスホールオキシド誘導体を設計した。本化合物は、フェノール性水酸基とホスホリル (>P(=O)R) 基との間で分子内水素結合を形成可能であり、これらの発光特性は溶媒の水素結合供与能に応答して著しく変化する。特に、3位にフェニル基を有する誘導体は、トルエン、ジクロロメタン、アセトニトリルなどの溶媒中では全く蛍光を示さないのに対し、アルコールやDMF、 DMSO などの強い水素結合受容能をもつ溶媒中では蛍光を示すことを見いだした。実験および理論計算の結果から、溶媒との水素結合の形成の有無に依存して励起状態の性質が大きくことなることが示唆されており、水素結合受容能が弱い溶媒中では、ベンゾホスホールオキシドの分子内水素結合形成を経て、励起状態での分子内プロトン移動 (ESIPT) が起こった結果、無放射失活過程が優先したものと考えられる。以上は、ホスホリル基の水素結合形成能が発光特性のスイッチングに応用できることを示す結果であり、環境応答性発光材料の設計に知見を与えるものである。

Bookmark this on Hatena Bookmark
Hatena Bookmark - Hydroxyphenyl-Substituted Benzophosphole Oxides: Impact of the Intramolecular Hydrogen Bond on the Fluorescence Properties
Share on Facebook
Post to Google Buzz
Bookmark this on Yahoo Bookmark
Bookmark this on Livedoor Clip
Share on FriendFeed
[`tweetmeme` not found]
[`grow` not found]