ガラス工作室

ガラス工作室写真
ガラス工作室は、名古屋大学全学技術センター/教育・研究技術支援室/装置開発技術系に属し、教育・研究に不可欠な支援態勢を整備している。
近年、当室への工作依頼は、大型装置や精密装置の製作が増してきている。また、真空装置、低温装置そして溶媒などの蒸留装置の依頼も多い。これら装置を製作するにあたって、真空や低温条件を満足させるなど、研究および実験内容を理解した設計であることは重要である。そのためにガラスベローズやガラスと金属の封着など種々の技術設計、そして、非常に高度な技術力とそれを支える広い知識が要求される。これらの要求を満たすために、ガラス旋盤や大型電気炉の導入をはじめ外面研磨機、内面研磨機、ダイヤモンド平面研磨機など精密工作に必要な研磨機を導入している。また独自に開発した工作機械や、市販品を改良した工作機械などを導入し工作技術の範囲を広めている。これらの設備充実は、全国のガラス工作室でもトップクラスである。
溶媒蒸留装置(第6419796号)は、効率良く高純度の蒸留が要求された。当工作室考案の特殊ガラスフランジの導入により空気中の水分やグリースの混入が完全に遮断され、不活性ガスのバブリングにより常時溶媒が循環され高純度な溶媒が精製された。
真空排気兼不活性ガス導入装置(第3448644)は空気に不安定な物質などを使用する実験に用いられている。試料の脱気などや、不活性ガス導入には不可欠な装置であり当工作室考案の真空、圧力両用のコックを使用することにより簡単に脱気と不活性ガス導入が可能となった。国内外に特許が公開されている。また、若宮淳志(現 京都大学 准教授)、野田、夏目の連名で循環型エバポレーション用トラップ球部材の発明に関して特許を出願(特願2009-272077)している。
また、他学部の研究室の要請に応えて多くの分野で必要不可欠な特殊ガラス装置の製作や技術指導を行っている。
これらの実績が認められ、社団法人日本化学会より化学技術功労賞および社団法人日本分析化学会より有功賞を受賞している。
ガラス工作室ホームページに、主な装置の写真が掲示してある。

スタッフ

・夏目 秀 子 Hideko NATSUME deko@chem.nagoya-u.ac.jp
・岡本 久 和 Hisakazu OKAMOTO okamoto@chem.nagoya-u.ac.jp
・小坂 真澄美 Masumi KOSAKA kosaka.masumi@f.mbox.nagoya-u.ac.jp

場所

理学部E館 1F  144号室

Tweet this!Tweet this!