大学院

大学院イメージ
入学した学生は講義を受講するとともに、13の研究室・グループのいずれかに属し、指導教員の指導の下に研究を行って修士の学位をめざします。講義には、化学の専門を深く究めるコア科目のほか、理学研究科の理念である領域間融合型の知識を得るための境界領域科目があり、両方の単位を修得することが求められます。また、研究室でのセミナーなどを通じての講究(演習)科目の単位を修得せねばなりません。入学後標準2年で修士論文を仕上げ、修士の学位が授与されます。院生の研究、勉学意欲の向上を目指して、「優秀学位論文賞」という顕彰制度も設けられています。

修士の学位を取得した後は、大学院に残ってさらに博士課程後期に進学し、研究の道を究めて博士の学位をめざす人、民間企業などへ就職する人などさまざまです。平成23年度から25年度までの3年間では、124名の修士取得者のうち、博士課程後期進学者33名、民間企業等就職者89名、その他2名でした。他大学で修士の学位を得た人が物質理学専攻(化学系)の後期課程に入学するケースも少なくありません。いずれの場合も標準3年の修業年限の後、博士論文を仕上げ、学位審査に合格すれば、博士(理学)の学位が授与され、一人前の研究者の誕生です。また、特に優秀な学生には3年を待たずに博士の学位が授与される繰り上げ制度もあります。学位取得後の進路も、大学や研究機関の研究者、民間企業、種々の博士研究員など多彩です。

在学期間中の経済支援としては、例えば日本学生支援機構からの奨学金制度があります。平成23年度から25年度までの3年間、博士課程前期(修士)に入学した130名のうち、貸与希望者が80名、この中で実際に貸与を受けられたのは73名(在学途中からの貸与を含む)でした。また博士課程後期では希望者全­員が貸与を受けています。また、優秀な博士後期課程学生をサポートする日本学術振興会特別研究員の制度もあり、採用された場合、早ければ博士後期課程進学時から給与(平成26年度で月額20万円)と研究費(年150万円以内)が支給されます。平成23〜25年度の3年間で16名が採用されています。

近年、大学院生はTA(teaching assistant)あるいはRA(research assistant)として、理学部化学科や大学院の教育・研究に積極的に参加するようになりました。TAは学部における授業や化学実験の補助を行うもので、毎年博士前期課程(修士課程)の学生60名程度が採用されています。RAは各研究室で進行する研究プロジェクトに参加し、必要な機器の管理や効果的な研究活動の推進の補助を行うもので、後期(博士課程)の学生を対象に毎年5名程度が採用されています。大学院生は、業務から得られる報酬を受けながら、教育・研究の指導者となるため、絶好のトレーニングを積むことができます。

大学院の授業

成績評価基準

理学研究科(前期課程)の成績評価基準

試験、レポート、発表、出席、討議等に基づき、目標達成率を評価する。100点満点で60点以上を合格とし、60点以上69点までをC、70点以上79点までをB、80点以上をAとする。具体的な評価対象事項は、各授業シラバスの「成績評価の方法」に記す。

理学研究科(後期課程)の成績評価基準

研究対象とする分野の最前線を理解し、必要な基礎ならびに専門知識、技術を修得し、最前線で活躍できる能力を獲得することを目的とする。これらの研究を通して、主体的な研究姿勢、論理的思考法、創造力、忍耐力等を身に付けることを目指す。成績評価は、日常の研究活動、セミナー発表をはじめとして、総体的に行なう。

優秀学位論文賞

優秀学位論文賞写真
21世紀においては、基礎科学水準のさらなる飛躍が重要であり、加えて創造的な科学技術を広範に創出することが期待されている。流動的で複雑化した不透明な時代において、豊かな未来を開く原動力となるためには、優秀な人材の輩出が不可欠である。

本物質理学専攻化学系が世界の化学の中心として、研究・教育を展開して来たことは、広く認められているところである。しかしながら、より一層の発展を期すためには、若き研究者への特徴のある、高い質の教育が重要であり、これに応えるべくスクーリングの充実を実施しつつある。

若き研究者の潜在的資質、研究能力の評価は今日的課題で極めて重要である。評価はスクーリングの内容とも関連するが、ここに「優秀学位論文賞」としてこれを実現し、切磋琢磨の原動力とならんことを希望する。
  • 「優秀学位論文賞」の対象者
    本物質理学専攻化学系の博士課程前期課程に属し、修士学位試験合格者とする。
  • 「優秀学位論文賞」の内容
    各年度ごとに3名以下とし、表彰状および記念品を授与する。
  • 「優秀学位論文賞」の選考
    各年度ごとに、本物質理学専攻化学系の教務主任を長とする選考委員会の決定による。
    選考委員会は別途定める。



問い合わせ先 : 化学事務室 Tel & Fax.052-789-2961

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